オライリーは電子書籍と一緒に「安心」を売っている - ただのにっき(2011-09-16) を読んで考えたことをまとめてみます。 オライリーは電子書籍という新しいメディアに対して旧態依然とした売り方をすることを選択しました。すなわち、「電子書籍も紙の本と同じですから安心して買ってください」という売り方です。オライリーの DRM フリー普及フォーマット(EPUB, PDF)による販売は本と同様の「所有感」と「利便性」を購入に与え、それを「今までと変わらない」という安心感につなげることに成功しました。 一方、ガラパゴスな事業者*1は電子書籍は新しいメディアなのだから、今までにはないなにかを開発することを選択しました。しかし、新しいメディアにふさわしい表現方法や読書体験を開発するのではなく、新しい販売形態をビジネス開発してしまいます。すなわち、電子貸本ビジネスであり、「電子書籍は本を売っているの