目の前に2冊の本があります。どちらも黒いカバーで包まれ、著者もタイトルも、もちろんストーリーもわかりません。 添えられた紹介文には、この本に出会った人物、書店の店主の喜びや驚きが書かれています。 さて、あなたはこの本を買いますか? 値段は2冊セットで約3,000円です。 こんにちは。365日マーケティングのことばかり考えている、マーケターTKです。 「中身のわからない本」は、ある書店が「秘本」と呼ぶ本のマーケティング手法です。2冊セットのこの本は400セット以上売れ、売り上げは120万円を超えたと言います。そんなとんでもない書店の名前は「天狼院書店」。 池袋から徒歩10分弱、蕎麦屋の2階の小じんまりとした店舗から始まり、福岡、京都、池袋2号店など、次々と店舗数を増やしています。出版業が逆風の時代といわれるなか、なぜそんなことが可能なのか? 店主の三浦崇典氏が駆使しているマーケティングメソッ
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