読書はダイビングに似ている。活字の海に飛び込んで、深く、深く、潜っていく。水底を流れるモノに触れて、ゆっくりと浮上する。そしてページから顔を上げたとき、目にする世界がまったく別の姿になっている。いい読書とは、そういうものだ。モノの見方や考え方を変え、あなたを一回り大きな人間にしてくれる。 利己的な遺伝子 <増補新装版> 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/05/01メディア: 単行本購入: 27人 クリック: 430回この商品を含むブログ (189件) を見る リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』は、そんな一冊だ。 堅物な先生方からは批判が多く(彼らは比喩や修辞法が大嫌いだ!)、それ以上に誤読による批判が絶えない。初版が1976年、古い本でもある。しかし、いま読んでも色あせないどころか、今後100年を生
![夏休みにおすすめ!知識ゼロから『利己的な遺伝子』を読むための読書ラリー - デマこい!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f837ba08a1ad4a9b482c26be1971433b819fa6d4/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51Q6M8KRGQL.jpg)