12月に開催された「デジタル・フォレンジック・コミュニティ2006」では、日本版SOX法の成立を踏まえ、さまざまな観点からデジタル・フォレンジックについての議論が交わされた。 12月18日~19日の2日間、「デジタル・フォレンジック・コミュニティ2006」(主催:デジタル・フォレンジック・コミュニティ2006、特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会)が東京都内で開催された。 このイベントは2004年から開催されてきた。第3回となる今回は「J-SOX時代のデジタル・フォレンジック」をテーマに、デジタル・フォレンジックと密接な関係のある内部統制の話題を中心とした講演が行われた。 デジタル・フォレンジックは、コンピュータが持つさまざまな情報を犯罪捜査や訴訟に役立てるための技術体系として発達してきた。コンピュータを証拠品として押収したり、サーバのログを差し押さえるなどして、それらの情報を