すっかり昼夜逆転してしまい、夕方にベッドから出て、夜から事務所で作業しながら、朝を迎えた。今日はあまりパッとしない曇天である。 作業をしている内に小腹が空いたので、朝食を買いにファミマに向かう途中、綺麗なセーラー服を来た女生徒数人とすれ違った。近くに育ちの良い子達が通う女子校がある。 まだ7時だ。こんな早くから部活動でもあるのだろうか…自分の場合、授業開始に間に合うよりも早く、学校へ来る事は無かったように思ったが、少し考えている内に、この時期の記憶がいくつか思い起こされた。 新学期、新学年、もしくは高校や大学、新しい学舎に通う場合、普段よりも幾分早く登校する事があった。 敢えてピーク時の通勤通学の電車を避けようと早起きしてみるなど、自分にとっての快適な朝の時間帯を模索するような事をしていた。 いつもより早い教室や、誰もいない食堂、ロビーなどで自分の時間を過ごして、漠然と新しい環境での振る舞