刑事事件にも発展しかねない「森友学園」問題が国民の目を一斉に引いているその陰で、年200件の過労死や過労自死をまねく長時間労働を合法化しかねない、トンでもない法案がこっそりと提出されようとしている。 「過労死ライン」の基準月80時間を優に超える「月100時間」までの残業を認めるという、矛盾に満ちた「長時間労働規制法案」がそれである。 長時間労働の規制をうたいながら、厚労省が「過労死」と認定する労働時間を20時間もオーバーすることが許されるのか。今、月の残業上限をめぐる労使トップの話し合いが、山場にさしかかっているという。 労使トップとは、経団連の榊原定征会長と、連合の神津里季生会長だ。榊原会長は2月初旬、「(月100時間の時間外労働は)まあまあ妥当な水準だろう」と発言したことで、批判が殺到した。当然である。月100時間といえば脳や心臓疾患の発症前1か月間の業務で労災認定される基準であり、繰
![過労死ラインを大幅に超える残業上限月100時間を合法化する「長時間労働規制法案」の矛盾!〜安倍政権と肩を並べる経団連・榊原定征会長と連合・神津里季生会長の対立 | IWJ Independent Web Journal](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/037a54c1a95c2c4bbe92f5dc2bfd82f6349df8e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fiwj.co.jp%2Fwj%2Fopen%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F03%2F170309_367348_ec-640x428.png)