「中国製」新幹線や銃を問う(1/3) 中国が、日本の新幹線などの技術供与を受けて開発した高速鉄道システムをロシアやブラジルなどに売り込み中で、日本は価格面でとても太刀打ちできない状況だという。 4日の朝日新聞国際面で報じられた。中国側は「海外技術に基づいてはいるが、基本的には自主開発」といっているという。中国はまたこの手を使っているのか、と思った。以前に私が取材した自動小銃のケースとまったく同様なのだ。 ○カラシニコフの中国版 中国は「五六式」という自動小銃を軍の制式銃に採用している。「五六式」というのは「1956年採用型」という意味だ。旧ソ連製の1947年式カラシニコフ自動小銃(AK47)を、56年から採用してライセンス生産を始めた。それを型式名に付けた。基本構造はAK47とまったく変わっていない。要するに、AK47の中国版なのである。 旧ソ連は、冷戦時代の1950年代から70年