沼津市の沼津港に30日朝、大量のサメが水揚げされた。大きいもので体長2メートル、重さ150キロ近くあり、総計は100匹近くに上った。鉄のコンテナに入れられて、市場の一角を埋める異様な光景が市場関係者を驚かせた。 同市の戸田漁港所属の大型巻き網船が、駿河湾内のアジやサバの漁で捕獲した。沼津港には29日朝も大量のサメが水揚げされ、2日連続の珍事となった。 同市内浦重寺のあわしまマリンパークによると、比較的浅い水域に生息するホウライザメとシロシュモクザメとみられる。「えさのアジやサバを追ってそのまま網に入ったのではないか。2種類のサメ自体は珍しくないが、一度にこれほど大量に網に入ってしまうのは聞いたことがない」と話す。