社会を結びなおす――教育・仕事・家族の連携へ (岩波ブックレット) 作者: 本田由紀 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2014/06/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 本田先生の肩書「教育社会学者」というのは、その活動からして“教育”に力点があると思っていたが、p.9の表1「社会学者による戦後日本の主な時代区分」をみると、ああ社会学者だったんだなと思った。当然のことながら統計やデータを読むプロだし、経済学に理解があろうに、それでもやはりリフレ派は嫌いなんだろうか。本書でも、本田先生が唱える新たな社会モデルへ移行するに際しての財源の問題に触れ、一つは「富裕な者から困窮する者に対して資源を分配」、もう一つは新たな社会モデルの方が「結局は経済的な活力やその結果としての税収が得られやすい」と書き、リフレ派的な経済成長については賛否を明らかにし