ライトノベル&イラストレーション 第ニ回 MF文庫J編集長 三坂泰二さん ―ライトノベル編集の現場にせまる― 角川スニーカー文庫、電撃文庫をはじめとして、実はその多くが角川書店関連の出版社で占められているライトノベル。そうした中に新規参入したMF文庫Jは『陰からマモル!』『神様家族』、そして大好評のうちにアニメが終了した『ゼロの使い魔』など、ヒット作を次々と送り出し、ライトノベル界に確固たる地位を築き上げています。 今回は、そんなMF文庫Jの編集長・三坂泰二さんに、イラストレーター志望者へのアドバイスも伺いながら「ライトノベルの作られ方」についてお訊きしました。 ■ゼロからのスタート:物語だけではなく画でも売れる MF文庫J編集部は、スタート当初、ライトノベルどころか文芸編集の経験者すら不在で、全てがゼロからのスタートだったといいます。情報誌やコミック誌の編集者をしていた三坂さん