3-1と勝利した後、川崎フロンターレサポーターの女性が言った。「ここまで見に来た甲斐がありました(笑)。いい経験ができました。(チームに)ここまで連れて来てくれてありがとう!」。 川崎にとって海外デビュー戦となるアウェイのアレマ・マラン戦、ガイドブックにも載っていないインドネシアの街にやって来た川崎サポーターは50名ほど。メインスタンド横にある金網で隔離された「TRIBUN UTAMA」というエリアで、警備員が付く状況での観戦となった。500人程度のキャパシティのあるエリアだったので、超満員のガジャヤナスタジアムで、ここだけぽっかりと人が少なくなっていた。 スタジアムは気温23度、湿度は71%としのぎやすいが、時折雨が降ってくる悪コンディション。恐らく規定の光量を確保できない小さな照明には灯が入っていた。この日、川崎サポーターは2万8000人を相手にして、わずか50名で戦った。数で