米Red Hatは2012年6月から、x86サーバーにインストールするだけでスケールアウト型の分散ストレージとして使えるようにするソフト「Red Hat Storage Server」を提供している。買収した米Glusterのソフトウエアである。同社でストレージ部門の責任者を務めるRanga Rangachari(サランガン・ランガチャリ)氏に、Red Hat Storage Serverの狙いと概要を聞いた。 一言で言えば、スケールアウト型のNAS/オブジェクトストレージを、汎用のx86サーバーで実現するソフトウエアだ。これまでのエンタープライズ(企業向け)市場には無かったアプローチだ。スケールアウト型NASソフトウエアの市場は、グローバルで70億ドル。ここへ打って出る。 ストレージは、これまでのRed Hatにとって足りていなかった要素だ。OSや各種ミドルウエア(JBossなど)といっ
![「ストレージはソフトウエアとx86サーバーに置き換わる」、米Red Hatのストレージ責任者](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)