山口定・大嶽秀夫「対談 戦後日本の保守政治」、『書斎の窓』350号、1985年12月 シリーズ・大嶽秀夫を読む(30)。 世に言う「山口・大嶽論争」である。これは、大嶽が「中曽根は保守本流のモダンな政治家だ」(記事リード文)等と述べたことに端を発して、山口との「論争」に発展したものである。 この「論争」は、狭義にはこの対談のみを指すが、雑誌・新聞でこの対談が取り上げられる中で、その反響が拡大していった。主要なものは下記の通り。 山口定・大嶽秀夫「対談 戦後日本の保守政治」、『書斎の窓』350号、1985年12月(本稿) 奥平康弘「『総決算』のイデオロギー状況」、『世界』1986年2月号。 「今日の問題」、『朝日新聞』1986年2月15日東京夕刊。 「今日の問題」、『朝日新聞』1986年2月26日東京夕刊。 大嶽秀夫「対談始末記 中曽根政治解釈と政治学の客観性・自律性」、『書斎の窓』353号