<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年06月02日 (火) 時論公論 "グーグル和解案"の波紋 (藤井キャスター) アメリカのインターネット検索会社「グーグル」。現在、ブック検索をめぐる裁判の和解案に対して、熱い議論が続いています。日本の著作権者も巻き込まれる和解案の意味とゆくえについて、扇谷勉解説委員がお伝えします。 こんばんは。グーグルのプロジェクトが、日本の出版界を揺るがしています。本の内容をインターネットで公開するサービスに関して、アメリカの出版界との間で合意した和解案が、日本の出版界に波紋を広げているからです。今夜は、グーグル和解案の意味とゆくえを考えます。 グーグルは、古今東西の書籍をスキャナーと呼ばれる複写機で大量にデジタル化しています。 2004年、「グーグルブック検索・図書館プロジェクト」がスタートしました。著作権が消滅した書籍を丸ごとデジタル化