(CNN) 中国南西部・雲南省の保護区を離れて群れで移動を続けていたアジアゾウのうち1頭が、このほどようやく捕獲された。群れは昨年、保護区を離れ、畑や集落、大都市を抜けて500キロ以上も移動している。 捕獲されたのは6月6日に群れを離れて単独でさまよっていた1頭で、先週、無事に保護区へ戻された。このゾウは、地元当局が用意した餌を食べたり村落で餌をあさったりしながら190キロ以上も単独で移動していた。 雲南省によると、このゾウは体重1.8トンのオスで、人口密集地の近くに出没して人の安全を脅かす恐れがあったことから、麻酔剤を打って捕獲することにした。獣医師が診察した結果、外傷はなく、保護区に戻すと森林の中を歩いて川で水浴びをしていたという。 一方、残りの群れは、ドローン数十機による24時間態勢の監視を受け、救急隊や警官らに見守られながら今も移動を続けている。 ドローンで撮影された映像はインター
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