16位に沈み、降格の危機に瀕する大宮アルディージャについて、熱く厳しい目線でクラブを見守ってきた平野貴也が掘り下げる。 2014年のJ1リーグも、いよいよ12月7日に最終節を迎えようとしている。今週はこのJ1最終節に焦点を絞り、各クラブの番記者にそれぞれの立場から語ってもらうこととした。優勝、残留などそれぞれ目指す場所は違えども、12月6日の15時30分から始まるゲームで、クラブの命運が分かれるのは同じ。まずは16位に沈み、降格の危機に瀕する大宮アルディージャについて、熱く厳しい目線でクラブを見守ってきた平野貴也が掘り下げる。 ▼なぜ今年はこうも苦しんでいるのか 残留王が瀕死の状態に陥っている。 大宮アルディージャは、2005年から毎年残留争いに加わり、いつも生き残って来た。驚異的な粘り強さは話題となり、2009年には「落ちない!お守り」という自虐的なグッズを販売して話題となったこともあっ