様々なジャンルで活躍するデザイナーの来歴をたどるシリーズ。今回は株式会社イメージソースの清水幹太さんを取材し、ディレクター/デザインエンジニアとして活躍する今日までの足跡をたどります。 ──高校卒業後の進路は? 清水●学校が進学校だったので、受かりそうな奴はみんな東大を受けるんです。選択の余地がなくて、文系で頭がいい奴は「東大の文Iを受けろ」と。で、私も東大を受けたら合格しまして。なんとなく後付けで法律のことを考えたりもしたのですが、実は本質的に興味がなくて……ただただ文Iに入った感じですね。野望とかまったくなくて、相当モラトリアムでした。 ──大学入ってからは? 清水●ジャズのサークルに入って、ずっと楽器ばかり吹いてました。もともとブラスバンド部だったので、トロンボーンです。学校の授業はあまり受けたことがなくて、一瞬ミュージシャンになりたかったり、バーテンになりたかったりしたのですが、と