2005年(平成17年)12月2日、大阪地裁(水島和男裁判長)で初公判[注 3]が開かれ、罪状認否でMは「間違いありません」と述べて起訴事実を全面的に認めた[40][41][36]。 冒頭陳述で検察側は、Mがテープに録音した被害者の苦悶の声などをスクリーンで映し出しながら「快楽殺人」の経緯を詳細に説明した[36][42]。一方、弁護側は「責任能力を有していない」として刑事責任能力について争う姿勢を見せた[41]。 Mが受けた「一審の初公判」はこれで人生4度目である。 初公判の冒頭陳述で、Mには白色スクールソックスに興奮するという、もう一つの性癖があることが明らかにされた[40]。この性癖のきっかけとなったのは、中学生時代に教育実習の女子大生を窒息させるという妄想にふけりながら自慰行為を繰り返す過程で、彼女が着用していた白色スクールソックスも性的興奮の対象となったためとされている[22][4