推理小説において、トリックはことさら重要な意味を持つ要素である。それらの小説や映像作品などにおいて、それぞれの作品につき大概1つ以上のトリックが用いられている。 ここで言うトリックとは、主に作中の登場人物によって行なわれたもの(犯人が探偵に仕掛けること)を指すが、広い意味では著者や製作者がプロットや表現手法などにおいて読者や視聴者を騙すために用いたもの(著者が読者に仕掛ける)もトリックに含まれる。これらはしばしば、フェア・アンフェア論争の引き金になることもある。このように外部条件を利用する物はメタミステリとの関係付けが行なわれる。