今年1月、男性向け雑誌『週刊プレイボーイ』に、ある女性の大胆なグラビア写真が掲載された。上半身裸になって豊満な胸を手のひらで押さえ、カメラに微笑んでいるかと思えば、別の写真では、胸が透けそうなシースルーの肌着姿を着て窓辺に座り、妖艶なポーズをきめている。女性の正体は現役弁護士の三輪記子(ふさこ)さん。女性弁護士による異例の挑戦として、記事は話題を集めた。 記事のなかで、三輪弁護士はこう語る。「写真をご覧になっていろいろな人が『なんで弁護士がグラビアを?と思われることでしょう』。でも、弁護士だって市井に生きる普通の人間として、喜怒哀楽、いろんな感情があります」。ここからは批判も覚悟して、撮影にのぞんだことが推察される。それはどのような心情だったのか。話を聞くべく、京都市内にある三輪弁護士の事務所を訪ねた。(取材・構成/松岡瑛理) ●映画監督に「いいかげんにしろ」と言われて、弁護士をめざし