豊田市藤岡民俗資料館に行ってきましたわ。 昭和29年建築の旧藤岡中学校の校舎を流用した資料館です。 室内はやや肌寒く、昔の授業環境を実感できました。 屋外に藤岡地区で最後の一機となった水車が展示されているのですが、 こちらは陶器づくりに使う原料を砕く「トロンミル(一部の表記はトロミル)」を 動かす為のものでした。 陶器の原料をえるための藤岡鉱山も近くにあったそうです。 採掘される花崗岩が風化した土のことを「サバ土」と呼んだとのことで、 とたんに親近感がわきましたわ。あとで確認したところ地質学でいう真砂土と同じもののようです。 平成26年に起きた広島の土砂災害でも「サバ土」の保持力の低さが話題になりましたけど、 火山が温泉と噴火をもたらすように、土地が利益と不利益を同時にもたらす例のひとつですわね。 校内の「棒の手(この地方、土着の武芸ですわ)」の展示を追うと、 藤岡町では1972年に猿投神
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