シャープとパイオニアは9月20日、資本・業務提携すると発表した。シャープはパイオニアの第三者割当増資を引き受け、パイオニアの筆頭株主になる。 パイオニアは12月20日付けで415億5000万円の第三者割当増資を実施し、新株3000万株をシャープが全株引き受ける。増資後、シャープはパイオニア発行済み株式の14.28%を保有する筆頭株主になる。シャープも、発行済み株式の0.9%に当たる自己株10万株をパイオニアに197億5000万円で売却し、両社で持ち合う形にする。 業務提携では、両社の技術を相互に利用し、(1)次世代DVD、(2)ホームネットワーク関連、(3)カーエレクトロニクス、(4)映像──などの分野で共同開発に取り組む。 次世代DVDでは、シャープが得意な半導体レーザーなどのデバイス技術と、パイオニアのドライブ技術を活用。カーエレクトロニクスでは、シャープの中小型ディスプレイ技術、通信