慶応大学の國領二郎教授は「RFIDソリューションEXPO」の基調講演で、空間と時間を可視化しつながることで、リアルな世界でもニッチな需要と供給を結び付けられるようになると話した。 「今はコンピュータの中で起こっているロングテールを物理的な空間で行えるようになる」――慶応大学総合政策学部の國領二郎教授は6月29日、東京ビッグサイトで開かれている「RFIDソリューションEXPO」の基調講演で、RFIDがもたらすビジネスモデルの可能性を話した。 ロングテールとは、バーチャルな世界のネット販売においてはヒット商品の大量販売に依存することなく、ニッチ商品の多品種少量販売で利益率の高いビジネスを行えるという理論。成果はその構成要素の2割に基づくという「20:80の法則」のアンチテーゼとして知られている。(関連記事) 國領氏によると、RFIDにより空間と時間を可視化しつながることで、リアルな世界でもニッ
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