香港(Hong Kong)の行政庁舎近くで行われた民主派デモで、携帯電話を掲げる参加者ら(2014年9月29日撮影)。(c)AFP/XAUME OLLEROS 【9月30日 AFP】民主派による抗議行動が続く香港(Hong Kong)では29日夜、機動隊が催涙ガスを使用した前日から一転して祝祭ムードが広がり、大規模な街頭パーティーの様相を呈した。 アジアの金融拠点をなす香港の主要地区を機能不全に陥れた28日の騒乱の後も、デモ参加者らは、政府からの帰宅の呼び掛けを無視して街頭にとどまり、中国政府が自由選挙を容認するまでは抗議行動を継続する構えを示している。 28日にはデモ隊の制圧に苦しんだ機動隊が催涙ガスの使用に踏み切り、香港が中国に返還されて以降で最悪規模の騒乱に発展した。しかし29日になって機動隊が撤退すると、香港内の少なくとも4本の幹線道路を封鎖していた民主派の怒りは落ち着きを見せ、一