9月10日、原子力規制委員会は定例会合で、九州電力川内原発1、2号機が新規制基準に「適合していると認められる」との審査書を了承した。4月撮影(2014年 ロイター/Mari Saito) [東京 10日 ロイター] - 原子力規制委員会は10日の定例会合で、九州電力<9508.T>川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が新規制基準に「適合していると認められる」との審査書を了承した。同原発の安全対策について、昨年7月に同基準を施行して以来、初の合格判断を正式決定した。 今後は、機器の詳細の確認などの審査が残るほか、再稼動に向けた地元同意などの手続きがあり、川内原発が実際に動くのは年を越す可能性が高い。規制委の田中俊一委員長は、定例会合後の記者会見で「法律に基づいたレベルの安全性が確保されることを確認した」と述べた。再稼動の是非について田中委員長は「原子力規制委員会の判断の外にある」と従来通