とうとう韓国内から、不安の声が出始めた。日本と韓国が、金融危機に備えて緊急時に外貨を融通し合う通貨交換(スワップ)協定が23日に終了。これをめぐり、当初は「韓国では外貨保有額は十分で問題ない」との見方が大勢を占めていたが、いざ終了となり意外にも「後悔論」が出始めた。両国の関係悪化が経済にも波及した形となったことを懸念する声が出ているというのだ。 韓国の外貨保有額は約3636億ドル(約43兆円)。中国など他国とのスワップ協定もあり、100億ドル(約1兆1900億円)分の日本との協定が終了しても大きな影響はないとされる。 協定をめぐっては日本側が昨年10月、韓国から要請がなければ延長しない姿勢を示していた。韓国側では2012年の李明博大統領(当時)の竹島(韓国名・独島)上陸後、日本側が協定の交渉を表沙汰にして、韓国が要請しづらい状況をつくってきたという話も出ている。 日本では日韓スワップ打ち切