四コマ漫画って凄いな、と思うのです。 漫画の中でも、割と原始的なモノにも関わらず、これだけ多種多様な漫画雑誌や単行本が溢れ、様々な価値観の下、漫画の表現の幅が広がっている時代にも関わらず、未だに漫画の一ジャンルとして、確かな地位を築いているのが凄いし、 更に、90年代の「あずまんが大王」の登場以降、「萌え四コマ」という形で、新たに独自の進化を遂げていったというのも、凄い! あの四コマという空間には、「限られた空間の中に、多種の表現を取り入れ、有限の中に無限を作り出す」という、茶室であるとか、日本庭園であるとか、その辺りの日本人的な感性を感じる…といったら、大袈裟ですが(たぶん、源流は欧米の新聞漫画だろうし)、四つのコマという、漫画としては小さな表現のフィールドの中に、いわゆる「起・承・転・結」という漫画の最も大事な要素が詰まっているというのも、なんとも深い話です。 ところで、最近漫画好きの