悪いイメージばかり膨らせば過去の経験までつらいものに思えてきて、未来は絶望的なものに見えてきます。人は言葉を使うとき、イメージを描いています。 やってみてください。「うどん」と言うとき、頭に「うどん」のイメージを描いているでしょう。これにて人生開眼なり~っ。 たとえば「お先真っ暗」と言葉にしたとき、頭の中には暗闇が浮かんでいます。 つまり実際にはないけれど心にあるイメージを知っていて言葉を使っているのです。ネガティブなイメージが多い人は、ますますネガティブな言葉を使い、使うほど弱々しいイメージ、暗いイメージが強化されます。つまり自分で自分を心にあるイメージに誘導しているのです。こうして想像は現実になります。 ネガティブな想像を現実にしているのは本人ですから、ネガティブな言葉より想像する行為に問題があります。だから誰かが「お先真っ暗」と言えば、「どうしてですか」と尋ねるのではなく、「どうして