改訂版EDA用語辞典とは・著者一覧 自動レイアウトを実行するEDAツール(automatic layout tool,automatic placer and router)は,セルやマクロセルの接続情報(ネットリスト=論理回路設計結果)を入力すると,チップ上のセルやマクロセルの位置を自動的に決め(配置し),その間を自動的に結ぶ(配線する)。 ほかのEDAツールと同様に,自動レイアウト・ツールを使うには,まずセル・ライブラリを準備する必要がある。これは,内部のレイアウト設計が完了しているセルの集合である。ライブラリ中のセルの回路規模はさまざまである。NANDゲートやフリップフロップなどのスタンダード・セルから,RAMやROM,CPUコアといったマクロセルまである。 セル・ライブラリに加えて,自動レイアウト設計ツールを稼動させる前には,レイアウト設計上で守らなければならない設計制約(配線の幅