ソフトウェアアーキテクチャやシステムアーキテクチャにパターンがあるように、SIerの多重下請構造多層アーキテクチャにもパターンがあると考えられます。本稿では、プログラマ35歳定年説等を考察するにあたって基礎となるパターンを提案します。 筆者が提案するパターンの一つを下図に示します。 お客様サイド スポンサーです。お客様サイドは業態によりアーキテクチャが大きく異なり、しばしば仲間割れがあったり、下位レイヤをバラバラに統制することもあります。 営業 ユースケースの起点となるレイヤです*1。トランザクションの開始や終了に重要な役割を果たしますが、意外と社内政治力を持ち合わせていないこともあります。ただの見積屋にならないよう注意が必要です。 アプリ屋 本アーキテクチャを構成する最大勢力です。といっても本レイヤにロジックはほとんど含まれていないため、下位レイヤへの丸投げ委譲によりトランザクションを実
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