体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)で個人総合7連覇をめざしていた内村航平(リンガーハット)は2日、予選2種目めの跳馬で着地した際に左足首を痛めて、途中棄権した。2009年の初優勝から前人未到の6連覇中だったタイトルも途切れた。 内村は跳馬で両足で着地したときに左足首を痛め、顔をしかめながらすぐに座り込んだ。応急処置をして続く平行棒まで演技を続けたが、次の鉄棒のウォーミングアップをしたあとに棄権した。 内村はロンドン、リオデジャネイロ五輪でも連覇し、8年間にわたって個人総合の王座に君臨していた。国内の大会を含めると、08年11月の全日本選手権から今年5月のNHK杯まで個人総合の連勝を40まで伸ばしていた。