2008年10月28日 ホッフェンハイム躍進を語る/トミスラフ・マリッチのクロアチア紙インタビュー 26日のブンデスリーガ第9節でホッフェンハイムがハンブルガーSVを3-0と粉砕し、堂々の首位に立ちました。この試合の前半は衛星放送で見ていましたが、ハンブルガーSVがハーフウェーラインを一向に超えられず、オリッチとペトリッチが立ち往生し、あっさりと三発をぶち込こまれる光景を見て、ホッフェンハイムというチームが如何に本物であるかを見せつけられました。 今から2年半前、片田舎のジンスヘイムに足を運びれ、当時はまだ三部だったホッフェンハイムでトレーニングするトミスラフ・マリッチ(写真)の元を訪ねました。浦和レッズでの経験や日韓ワールドカップに関連してマリッチにロングインタビュー(こちらに掲載)を行ったわけですが、あの時に彼は 「ホッフェンハイムはブンデス一部参入の野心を持ったクラブで、いず
安藤正純 = 文 text by Masazumi Ando photograph by Bongarts/Getty Images 7年間続けてきたこのコラムも今回で最終回となった。02年10月の記念すべき第1回目のテーマは「カイザースラウテルンの降格危機」。シーズン序盤だというのに早くも残留に黄色信号が出ていたことをレポートした。文字数は700字という短さだった。2年後の04年7月あたりから1000字に増やし、最近は2000字くらいを目途に書き続けてきた。 これまで扱ったテーマは多岐に渡る。代表チーム、各クラブ、選手、監督、GM、外国人、移籍、スタジアム、チケット、観客数、マスコミ報道、マーケティング――。私的に創設した「ドイツサッカー大賞」が結構ウケていた……というのは手前味噌。書き上げた原稿の数を調べてみたら、123本あった。よく書き続けたものだ。7年前、欧州サッカーは「
安藤正純 = 文 text by Masazumi Ando photograph by Bongarts/Getty Images 今季ブンデスリーガの観客動員数は驚異的だった。新記録となる1試合平均4万2539人は当然世界1。トップのドルトムントは7万4828人で、11チームが平均4万人以上を集客。収容人数がさらに大きいスタジアムがあれば5万人台に乗っていたかもしれない。1試合当たりのゴール数2.9はスペインと並んで欧州最多。攻撃的なサッカーを象徴する数字だ。 肝心の試合も例年にない面白いレースが展開された。最終節まで4チームが優勝の可能性を残し、降格組も未定という展開は40年ぶりの珍事である。6チームが首位の座を奪い合った。しかしそこには常連バイエルンとシュツットガルトの名前はなく、新興勢力のヴォルフスブルクとホッフェンハイムがもっぱら話題をさらう形となった。前半戦9位のチ
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