「確かに液晶をやっている企業の数に比べて有機ELをやっている日本企業は少ないですね。でも,このことが有機ELの事業化がうまくいかないという理由にはなりませんよ。日本以外でもやっている企業はかなりありますし。特に材料は、ほぼ独占状態にある液晶と違って、ELは照明用途も睨んでいるので多くの会社が研究開発しています。その上、使われている技術の多くが液晶技術と似ていますから」 私がソニーの有機ELテレビの事業化に関して「どうなんでしょうね」と発した質問に、こう答えてくれたのは韓国の財閥系グループ会社で技術部長をしている、ある知り合いである。彼は元日本のメーカーの技術者なのだが、話していると、いつも視点を広げてくれる。彼の勤める韓国企業はヨーロッパにも研究所があり、その研究員とも日常的に交流がある。部署内でもさまざまな国籍の人間がいるとのことで、私よりグローバルな観点でいつも話をしてくれるのが、とて
「強制する装置を一切持たないにもかかわらず,オープンソース組織はきわめて高い生産性を達成している。Googleは営利企業でありながらオープンソース組織を内部に取り込むことで技術者の力を最大限に引き出している」---9月1日,都内で「ウェブ進化論」の著者である梅田望夫氏と,ミラクル・リナックス 取締役CTOの吉岡弘隆氏が対談イベントを開催した。 オープンソースの勃興に立ち会う このイベントは梅田氏の著書「シリコンバレー精神 グーグルを生むビジネス風土」(筑摩書房)の刊行を記念したもの。この「シリコンバレー精神」は,梅田氏が2001年に著した「シリコンバレーは私をどう変えたか」にその後のシリコンバレーの変化を追記して文庫化したものだ。オリジナルの舞台は1996年から2001年夏にかけてのシリコンバレーである。勃興するベンチャー企業,ネットバブルの到来と崩壊。その中で自らも独立しコンサルティング
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