昨日、今日と大学は事務休止でお休み。 昨日は、このごろとみに歩行に困難を訴えるようになった86歳の母親を介護用品店に連れてゆく。 ご本人の希望であったが、出かけるときには「別に今日でなくても・・・」と言い出す。 それでもなかなか日がとれないからと、でかける。 親戚に寄って、77歳のおばさんも誘う。 店に着くと、親切そうな店員さんから介護保険を申請していると安くなる、場合によっては1割の値段になると告げられる。 が、なんだかその言葉にカチンと来るところがあったらしく、申請のことはあまり聞きたがらない。 歩行器が目当てで合ったはずだが、横目でチラッと見るだけであまり関心を示さない。 結局、シャワー用の椅子を買う。 が、家に帰ると「まだ使う必要はないから、片付けておいて」と言う。 鷲田先生の『「ぐずぐず」の理由』の一節を思い出す。 「人間の、人間としての基礎にかかわることがらは、すぐには答えの出