川崎市の五十代男性が高校生の長女のアルバイト収入を申告しなかったことを理由に、生活保護費返還処分を受けたのは不当として、同市に処分取り消しを求めた訴訟で、横浜地裁判決は原告の主張を認め、処分取り消しを命じた。同市は控訴を断念した。 判決などによると、男性は病気で働けなくなり二〇一〇年春から生活保護を受給。高校二年生だった長女は、この年の秋に予定されている修学旅行費約十万円を、薬局で一年間アルバイトして捻出した。また、残り二十二万円余を大学の受験料に使った。
北海道砂川市が市有地を「空知太(そらちぶと)神社」に無償で使用させていることが、憲法の定める政教分離原則に違反するかどうかが争点になった訴訟の上告審判決が20日、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)であり、大法廷は違憲とする憲法判断を示した。 政教分離原則をめぐる過去の訴訟で、違憲と判断されたのは平成9年の愛媛玉串料訴訟だけで、今回が2件目。
ボパール化学工場事故 みなさん、インドのボパールという都市で起きた化学物質漏洩事故のことをご存じでしょうか?実は私も最近になって知ったんですが、一晩にして数千人の住民が亡くなったという大事故のわりに、一般にはあまり知られていないようです。実はこれにはいろいろな原因が絡んでいて、私たちの社会が抱える構造的な問題について(環境という観点から)考える良い題材だと思い、取り上げることにしました。 チェルノブイリなど問題にならない死者数 ボパールでの事故は1984年12月2日の深夜に起こりました。ユニオンカーバイド(Union Carbide)というアメリカの化学工業会社が所有する現地の工場でトラブルが起こったのです。その経緯や原因についてはこのあとお話ししますが、事故によって漏洩したのは殺虫剤の原料となるイソチアン酸メチルという化学物質(もちろん猛毒)。それが眠りについていたボパール市民の家々に流
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