ハーレムものとは、1人のキャラクターに対し、数多くの異性キャラクターが恋愛対象として対置されている設定のフィクション作品を指す[1]。ドリーム小説によく見受けられる[2]。また、男性同性愛を題材としたやおい・ボーイズラブ作品において、他の男性キャラクターに対して常に「受け」(受動的・女性的な役割)を担う男性キャラクターを「総受け」と呼ぶが、このキャラクターが全員から好かれている状況をハーレム状態と呼ぶ場合もある[3]。 主人公である1人の男性(女性)キャラクターに対して多数の異性キャラクターが対置され、多くの場合は大勢の異性が1人の男性(女性)に対して好意を抱く。主人公はハーレムを構成する異性全員と平等に付き合うのが基本であるが、物語が進むにつれて特定の1人と正式なカップルになる場合も少なくない。 一般的に、詩劇や物語において登場人物が特定の性別に大きく片寄る傾向は古くからあり、女性群像劇