先日、東証のワーキングチームから、経過処置で東証に上場し続けている企業に対し、2025年3月1日を皮切りに最初の決算で上場基準を満たせず、それから1年改善できなかった企業に対し、1年6ヶ月後に上場廃止に至ってしまう。 ※スタンダード市場、グロース市場でも、当然のように上場基準は存在する。 流通株式比率が③を満たし、かつ流通株式時価総額も③を満たすようなところは、基本的にプライム市場上場基準をすべて満たしているので自己株式取得もあるが、②を満たしていないところは自己株式取得に動きにくい、なんてことが、時価総額150億円程度だった水戸証券の大増配と、時価総額300億円強のアイザワ証券グループの自社株買い実施の差に現れてしまったと考えられる。 だが、この手の上場基準を満たすための、増配や自社株買いの株価上昇対策を打てないところは残念ながら存在するとせざるを得ない。特に②を満たさず③がギリギリのと