前回の記事では単変量の時系列までを扱いました。今回は多変量(ベクトル)時系列を記述するVARモデルとその周辺のポイントを取り上げます。 ということでしつこいですが、使用テキストはいつもの沖本本です。 経済・ファイナンスデータの計量時系列分析 (統計ライブラリー) 作者: 沖本竜義出版社/メーカー: 朝倉書店発売日: 2010/02/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 101回この商品を含むブログ (6件) を見る 以下タイトルにのっとってRで各モデルの挙動を見ながらやっていきます。 必要なRパッケージ {vars}をインストールして展開して下さい。{forecast}や{tseries}などは今回は特に使いません。 多変量における自己相関、定常性など 単変量時系列過程の際にさんざん自己相関やら定常性やらうるさく言っておいて、まさか多変量にした時にガン無視ってわけにもいきませんの