オシムが動いた!怒声で熱血指導 選手に指示を出すオシム監督=新潟市内のグラウンド(撮影・三好信也) サッカー日本代表は14日、アジア杯最終予選・イエメン戦(16日、新潟)に向け、新潟市内で練習を行った。就任後、初の公式戦を前に、イビチャ・オシム監督(65)が大変身。しっ責とオーバー・リアクションを交えた怒り交じりの熱血指導を展開。前夜にはスタッフ全員を集めた“寿司ミーティング”で説教するなど、ピリピリムードを漂わせた。また背番号が発表され、サッカーでは見慣れない50〜60番台の大きな数字が並んだ。 オシム監督が本性を現した。「こんなんじゃ、サッカーにならんわい!」。ミスを犯した選手には「ア〜、マキ(巻)」「ウ〜、ハーニューウ(羽生)」と絶叫。「DFは寝ていた」とミスに天を仰ぎ、背中をそむける。両手を広げる得意のリアクションのほかに、不快を示す行動のオンパレード。65歳の老兵が“白髪鬼”
管理サッカー徹底“オシムの3禁” 阿部に厳しく指示を出す日本代表・オシム監督=新潟市内の練習場 日本サッカー協会は13日、イビチャ・オシム監督(65)就任後初の公式戦となるアジア杯最終予選イエメン戦(16日・新潟)に向けた日本代表メンバー22選手を発表。同日、新潟市内で合宿を開始したオシムジャパンに“3禁”が掲げられていることが分かった。(1)外出禁止(2)移動中の携帯&ゲーム禁止(3)サンダル履き禁止-。選手の自主性に任せたジーコ前監督と異なり、厳格な規律を打ち出すことで、初の公式戦へ選手を引き締める。 “3禁”は前回の千葉合宿の最中に掲げられた。当初、コンビニなどへの外出はできていたが、禁止となった。宿舎のリラックスルームにはスタッフが選手の好むサッカーやプロレスなどの雑誌を用意して対応。宿舎に缶詰めにすることで試合に集中させる。 試合前の移動中に携帯&ゲームを禁ずる監督は多いが、
初陣オシムJAPAN 快勝発進 試合中、反町コーチ(右)、大熊コーチと話し込むオシム監督(左)=国立(撮影・大橋純人) オシム・ジャパンが快勝の白星発進だ!サッカー日本代表は9日、国立競技場でイビチャ・オシム監督(65)就任後初戦となるトリニダード・トバゴ戦に臨み、DF三都主アレサンドロ(29)が全2得点を挙げ、2-0で勝利した。初代表組5人を先発起用し、システムを固定しないオシム流が好結果を生んだ。2010年南アフリカワールドカップ(W杯)で「世界の強豪に勝つための4年間」が順調にスタートした。 オシム監督は試合終了直前に一度、ベンチから退席した。65歳の老将は、オシム・ジャパン1期生の試合運びに、大いに満足していた。だからこそ、トイレに行く余裕があった。ベンチに戻って2-0快勝を告げるホイッスルを聞いた。柔和な笑顔を浮かべた。 堂々の完封勝ち。運動量が落ちる時間帯もあったが、相手に
頭使って走れない…難解トレに困惑 選手の動きに鋭い視線を送るオシム監督(中央)=千葉市内のグラウンド サッカー日本代表は7日夜、千葉市内のグラウンドで合宿2日目の練習を行い、イビチャ・オシム監督(65)は独特な「頭を使いながら走る」メニューを課したが、難解なトレーニングに困惑する選手が続出。中断、説明を繰り返し、練習一つで四苦八苦した。それでも選手たちは、オシム流練習に全力で取り組んだ。 練習も一筋縄ではいかなかった。オシム監督が選手を呼び寄せ、身ぶり手ぶりを交え、説明を繰り返す。戦術論なら分かるが、1つの練習のやり方を説明するために、練習を中断した。たかが練習。オシム監督の場合は、されど練習。難解トレーニングに、選手は四苦八苦した。 最初の練習でつまずいた。3人1組を5グループに色分けし、3グループが攻撃、2グループが守備に回った。攻撃は、同色グループへのパスが禁止され、1タッチでパ
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