コモンという実験 ──建物をひらく可能性 →神奈川県葉山に建つ《シュレム・羽仁邸》は、いま、ブルースタジオの手によって新しいかたちに生まれ変わろうとしている。「葉山コモンズ・プロジェクト」を立ち上げ、「コモン」をキーワードに、地域や社会へむけて建築をオープンにする活動をこれから展開していくという。 →[座談会]岡部明子×大島芳彦×磯達雄×新堀学 まちと人をつなぐこと ──「くしだ蔵プロジェクト」レポート →静岡県下田市で2008年9月から2009年1月までの5カ月間、中心市街地に立地する蔵を借り「くしだ蔵プロジェクト」を実施した。まち遺産と呼ばれる古い建物を拠点として利用することをきっかけに、まちと人をつなぐことを試みるプロジェクトだ。 NPO地域再創生プログラムが主体となり、20代のメンバーを中心にプロジェクトチームを結成した。参加したメンバーは東京を拠点に活動しているため、毎週末、東京