昨年9月に設立されたばかりの株式会社アールティは、社会人向けのロボット教室の企画運営や、ロボットパーツの企画販売を行なっている会社だ。具体的にはアールティが入っているビルの1つ下のフロアーにある近藤科学の「ロボコンスクール」の運営ほか、日本科学未来館でのロボット教室、そのほか企業などへの出張教室などを実施している。ロボットをもっと一般の人に広げることを目指している。 ロボット教室にはどんな人が来るのだろうか。代表取締役の中川友紀子(なかがわ・ゆきこ)氏によれば、時間的にも余裕のある50代の男性、あるいは若い女性が多いそうだ。意外に感じたが、両者の共通点は、周囲にロボットを趣味として持っている人が少ないこと、だという。つまり組み立てその他に留まらず、お互いに情報交換したいという希望を持ってはいるのだが、周囲に同好の士がいない人が、教室に来ているらしい。いわば、対局相手を求めて囲碁教室に来るよ