STORY 大学生の高木義郎は、ここ数週間、大学にもバイトにも行かず、引きこもりを続けていた。彼が唯一外出するのは、コンビニに弁当を買いに行くときぐらい。誰とも話すことなく過ぎて行く空虚な毎日… そんなある日のコンビニ帰り、高木は空き地の隅に置かれた段ボール箱の中に子猫が捨てられているのを見つける。この世界にたった一匹で放り出され、生きて行くにはあまりに無力で、それでも生きようとして懸命に鳴き続ける捨て猫の姿。高木はどこか自分と似たものを感じ、放っておくことが出来ずに、子猫を家に連れ帰った。 翌朝、眠りから覚めた高木は我が目を疑った。高木の足元で、猫の耳を付けた美しい少女が丸くなって寝ていたのだ。目を覚ました猫耳少女は大きく伸びをして、高木の足元にまとわり付き、みゃあみゃあと鳴く。牛乳を与えると、少女は猫の様にぴちゃぴちゃと、皿に口を付けて美味しそうに飲んだ。 高木は猫耳の美少女をキ