情報システムを開発する際にはいろいろな課題、問題等が発生します。そんな時、どんな風に考えて、行動したら良いかなんてことの参考になればいいなということを書きたいと思います。いわば、システム開発を成功させるためのセカンドオピニオンを提示したいと思っております。 要求定義と要件定義の違いは何かと時々質問されます。で、実際それは何でしょう。 ほとんどの方は、ほぼ同じ意味で使っています。でも実際には、次のような違いがあると認識するのが適切ではないかと私は考えています。 要求:「~したい」と表せるもの要件:「~でなければならない」または「~である必要がある」と表せるもの という区分です。要求定義は、「画面から氏名を入力したい」と画面を定義づけるもので、要件定義は、「画面には氏名の入力欄がなければならない」となります。要求定義は利用者側の希望、要件定義はシステムの仕様書なのです。 「何だ同じじゃないか」