全日本柔道連盟の上村春樹会長(62)は27日、自身を含む理事23人の解任を協議する臨時評議員会の開催請求書が26日に提出されたのを受け「私を支持してくれるかどうか、なるべく早く問うて結論を出したい」と、開催の承認を得るために来週中にも臨時理事会を招集する方針を示した。極めて異例の臨時評議員会は、早ければ7月下旬にも開かれる。 「初めての経験だが、不徳の致すところだ」と神妙に語った上村会長はこの日、日本オリンピック委員会の評議員会に出席。その席でも、不祥事続きの全柔連に対し、参加した評議員から「五輪ムーブメントを阻害する」「欠陥団体」といった厳しい発言を浴びせられ「誠に不名誉」と険しい表情を浮かべていた。 25日の全柔連評議員会で、同連盟の外部理事に就任した日本スケート連盟の橋本聖子会長(48)は「組織の内部から変えていく力を生み出すのが、外部の仕事」と再生への意欲を口にした。