安倍首相は29日、米議会の上下両院合同会議で演説を行った。日本の総理大臣が合同会議で演説を行ったのは初めてだ。「希望の同盟へ」という題名で、日米の過去を振り返りつつ、今後の協力のあり方を、米議会、米国民に対して提示した。その中の、先の大戦に対する「痛切な反省」というキーワードが、国内主要メディアの見出しで一斉に取り上げられた。一方、米主要メディアでは、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を主題的に報じた報道も多く見られた。 ◆安倍首相の演説中、米国内での関心が高かったのはTPP問題? もちろん、安倍首相は謝罪を表明しなかった、という点を中心に報じた欧米メディアも多かった。しかし米国内メディアに関していえば、TPPを中心に報じた記事が、少なくとも同程度には見られた。米国の国益に直結する問題だけに、米国内での関心が高いようだ。 見出しには「TPP」「貿易協定」というキーワードが多い。例を挙げ
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