<はじめに> ヱヴァQが面白く無かった人の中には、どうしてそれが面白く無かったのか、 どうしてあんなに面白く無かったものをありがたがる人がいるのか、を理解できない人もいるかと思います。 (理解した上で嫌悪感を感じる人は本説明の対象外です) そうした人達に向けてヱヴァQおよび旧作エヴァンゲリオンの面白さと面白く無さを説明してみます。 ただし、これは「説明」なのであって、ヱヴァQはだから面白いよねという「説得」ではありません。 理解できたからといってヱヴァQが面白くなるわけではありません。 <要約> ヱヴァQはアンチorメタエンターテイメント的な構造=「期待を裏切られる楽しみ」を持っている。 (ここでいう「期待」とは「謎の提示→解決」「話のフリ→オチ」「主人公の苦難→成長」という、従来のエンターテイメントが持つ構造である) 「期待を裏切られたこと」が受け入れられない人は当然つまらなく感じるし、