1977年にアメリカで第一作が公開されて以来、映画の枠を越え世界中で社会現象を巻き起こし続けてきた『スター・ウォーズ』シリーズ。ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの戦いを描いた「旧三部作」、将来を嘱望されたジェダイ、アナキンがフォースの暗黒面に堕ちていく「新三部作」がいままでに作られ、それら二つのシリーズを生み出したジョージ・ルーカス監督の手をはなれた、ディズニー買収後のルーカスフィルムによる新たな「続三部作」が現在制作中である。本作、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はその2作目にあたる。 『スター・ウォーズ』シリーズは、公開されるたびに議論を巻き起こし、その出来栄えに世界中のファンが振り回されてきた。しかし、なかでも今回の『最後のジェダイ』は異例だ。その評判は面白いようにきれいに真っ二つ、「最高傑作」とまで言う観客や、逆に「ワースト作品」となじる観客もおり、現時点で賛否両論の