お盆の時期ですので、ちょっとヒヤッとする話題を、というわけでもありませんが。 『シン・ゴジラ』の中で、今一つ読み解けないことがありました。 それは牧悟郎という、日本人老科学者の「謎」の行動です。 日本の学界を追われるようにしてアメリカに渡り、アメリカの諜報機関でエネルギー関係の研究をしていた人物で、奥様を広島の原爆で亡くされ、妻を見殺しにした日本と、核を恨んでいたとか。 その牧博士の乗っていたと思われるクルーザーが東京湾で発見され、無人のクルーザー内に残されていたのは、曼荼羅のような不思議な図形を描いた紙と、宮沢賢治の詩集『春と修羅』 そして、【私は好きにした、君らも好きにしろ】と書かれた謎のメッセージ。 その直後、東京湾にゴジラが現れます。 牧博士は一体何をしたのか。どうも今一つよくわからなかった。 曼荼羅のような図形は、のちにごじらの行動を止めるための重要な資料であることがわかります。