今回は「ブラック・ユーモア」を一つ。 「ソーシャル・ビジネス」の拡充を提唱する渡邉美樹氏が創業したワタミのグループ企業であるワタミフードサービスが、去る6月27日、「第2回ブラック企業大賞2013」で1位を受賞した。選ばれた理由は次のサイトに記載の通り。 http://blackcorpaward.blogspot.jp/ それにしても、渡邉氏が参議院選挙立候補を前にワタミの経営から一切手を引いたのは意味深である。 ●ソーシャル・ビジネスに自己実現を夢見る若者たち まさに、この笑えぬ笑い話は、現代の世相を反映している。 社会貢献を最大目的とする「ソーシャル・ビジネス」は、近年、若者たちに大変注目されている。資質があるかないかは別として、若者たちは「社会貢献」という言葉や概念が非常に好きである。「経済成長」を実感したことがない彼らは、「人生の最大目的は金儲けではなく社会に貢献することだ」「社
![ワタミ“ブラック”批判を洞察する…「社会貢献もどき」に走る人たちが学ぶべきこと](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5dc93c5f685a6d8bd31d8389c97224b53df720ad/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbiz-journal.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F06%2Ftop_post_2351_20130619.jpg)