ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教はアブラハムを「信仰の祖」とする唯一神教だが、その信仰のシンボル(ユダヤ教のキッパ、キリスト教の十字架、イスラム教女性信者のヒジャブなど)がさまざまな理由から攻撃にさらされている。 キリスト教のシンボル、十字架(イタリアのフィレンツェの「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」の「十字架のイエス」=フィレンツェ・ガイドブックから) このコラム欄で報告したが、ドイツでは目下、反ユダヤ主義の台頭に治安関係者は頭を悩ましている。4月17日、ベルリンで21歳のイスラエル人とその友人が路上でアラブ語を話す3人の男性グループから襲撃された。イスラエル人はキッパを着けていた。容疑者はシリア出身のパレスチナ人で2015年からドイツに住んでいた。 独ユダヤ人中央評議会のヨーゼフ・シュースター会長によると、ユダヤ人家庭では息子たちには、「外ではキッパを被らないか、野球帽を被ってキ
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